こんにちは、yoshi(@y_mupic)です。
SONYのEマウント、APC-Cサイズ向け単焦点レンズの「Sonnar T* E 24mm F1.8ZA[SEL24F18Z]」について、作例を交えてレビューしてみます。
このレンズ、発売日が2011年12月9日ということでSONYのEマウントレンズの歴史の中ではもうそれなりに古い部類に入るのかなと思うのですが、今だにAPS-Cサイズの単焦点レンズで最高の出来と言われることが多いです。
Eマウントレンズ初のカールツァイスレンズであり、発売当初は供給不足になってなかなか手に入りづらかったようです。
とても人気のあるレンズなので、レビュー記事もその辺にゴロゴロ転がっていますし、操作性やスペックについてはあまり語りません。
この記事では被写体別に作例を紹介しつつ、レビューしてみようと思います。
写真はクリックすると等倍で表示されます。
風景
昼
紅葉の季節の小石川後楽園。
風景なので、F6.3まで絞ってパンフォーカス。
あまり日が当たっていない時間帯だったので、シャッタースピードは遅めでISO感度を低くしています。
夕方〜夜
光が少ない条件で手持ち撮影。
ISO1000まであげて、レタッチで明るさをやや補正しています。
等倍で見ると結構ノイズがでてしまっていますが、これはレンズどうこうではなくてAPS-Cセンサというセンササイズによるものかなと思います。
ISOを2500まであげて、手持ち撮影。
シャッタースピードを1/60まで遅くしていますが、F1.8という明るさとボディ内手ぶれ補正のおかげでブレは最小限に抑えられています。
完全に日が沈んだ後の写真。手持ち撮影です。
F値をほぼ開放にしているので、地球儀の後ろはややピントがあっていません。
地面に置いてスローシャッターで空を撮っています。
枝のシルエットが細部まで描写されています。
感度は最小限にしている為ノイズはありません。
夜景の作例はこちらにも載せているので、合わせて見てみてください。
関連記事:SONYα6500とSEL24F18Zで雨の東京駅の夜景を撮影
スナップ
24mm(35mm換算36mm)という標準的な焦点距離なので使い勝手はとても良いです。
広く切り取りすぎず、狭すぎずの画角は建物内での撮影にもとても適しています。
静物
最短撮影距離が0.16mなので、かなり被写体に寄って撮影ができるのも素晴らしいです。
(ダンボーの顔にピントがあってませんが・・・)
物取り、テーブルフォトにも使えますし、ボケ味も美しいです。
花
こちらも開放気味で撮影。ボケが美しいですし、花の描写もとても良いです。花びらの質感が伝わってきます。
動画
スローモーションで撮影してみました。
まとめ
あまり上手に撮れていないのでレンズの良さを最大限に引き出せていない感じはしますが、いかがでしたでしょうか。
画角的に肉眼に近いので、日常の風景を自然に切り取るのに最適なレンズだと思います。
また、単焦点ならではの明るさ、最短撮影距離の短さ、カールツァイスならではの描写力、と本当に使いやすいレンズだと思います。
ただ、F1.8とはいえ、APS-Cセンサなので暗所での高感度耐性はやはり低いなと感じました。(カメラ本体の問題)
とはいえ、APS-CセンサのSONY Eマウントレンズのラインナップの中での選択肢として考えると、トップクラスのレンズだと思います。
僕はこのレンズともう1本のAPS-C向けEマウントレンズ(SEL50F18)だけでかなり満足しています。