写真の無断転載がNGな理由

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こんにちは、yoshi(@y_mupic)です。

写真に限らずですが、他人様の創作物を不特定多数が閲覧可能な場所に公開したりするのはダメですよ、っていう話です。

無断転載、それは著作権の侵害


写真に限らず、作者が創作した作品、文章等ほぼあらゆるものは”著作物”として他人に無断で使用されない権利「著作権」を持っています。

つまり、他人の著作物をインターネット上に勝手にアップし、不特定多数に公開することは、「著作権の侵害」となります。

昔、小・中学生の頃に社会の先生が新聞記事をコピーして生徒に配っていたりしましたが、これは配布対象が限られているため、「不特定多数の目に触れる場所への掲載」には該当しませんが、商業的な利用目的とも言えなくもないのでグレーな感じがしますよね。

しかし、教育機関における複製については出典を明示し最小限の利用としていれば容認されるそうです。

それでも、僕の記憶だと授業の最後に新聞記事のコピーを回収していた記憶があります。さすが教育機関、その辺はしっかりしています。

著作権に関しては色々な例があって、上記の学校の例ようにぱっと見だとセーフなのかアウトなのかが曖昧な例もあるのでややこしいですよね。

でも、写真の無断転載のような明らかな著作権侵害はやめていただきたいです。

人物写真には「肖像権」もある


人物を撮影する場合「肖像権」というものも気を付けなければなりません。

ちなみに、これは撮影”前後”で気をつける必要があります。

撮影前に気をつけること

ポートレート撮影をするならば、撮影する前に「あなたを撮影して良いですか?」という許可を取る必要があります。

無許可で撮影したら「肖像権」侵害となる可能性があります。

撮影後に気をつけること

被写体に撮影許可をもらって撮影をしました。

さて、これをそのままネット上等不特定多数の目に触れる場所にアップしたらどうなるでしょう?許可を取っていなければ肖像権侵害になります。

撮影の許可とは別に、公開して良いかの許可も必要になるので注意が必要です。

グレーゾンな例


街中でのスナップを撮影すると、撮影した写真や映像にたくさんの人が写り込んでしまった、という場合があるかと思います。

この場合どうなるのか?というと、個人が特定できない範囲ならば、肖像権の侵害にはなりません。

ただ、あまりにも鮮明に顔が写り込んでしまっている場合は、その人を撮影する意図がなかったとしても、個人特定ができてしまう可能性があるため、ぼかしを入れるなどの配慮が必要でしょう。

また、お祭りやパレードで踊っている人や歌っている人、イベントとかでのコスプレイヤーさんやコンパニオンさん等々、公の場所での公の行動を撮影した場合はどうでしょう?

これは難しいところですが、少なくとも撮影の許可は暗黙的に下りていると考えられるので、撮影する分には肖像権侵害に当たることは少ないでしょう。

ただ、それをネット上にアップしていいかどうかは、その現場の内容や状況を見て多少は慎重にやった方が良いですね。

不安ならば、、一声かけて掲載許可をもらっておいた方が無難だと思います。

【やりがち】有名人の写真の転載


アーティストのファンのTwitterアカウントとかを拝見すると、保存したアーティストやアイドルの写真をバンバンアップしてて、なかなか無法地帯だなぁと思います^^;

例えば、ファンのアーティストの誕生日を迎えるとTLにそのアーティストさんの写真が溢れかえります。

みんな悪意無しでやってますし、無邪気にみれば平和な光景なんですが…^^;
まぁこういうのはTwitterに限らず、ですけどね。

有名人の写真の場合は、厳密には著作権だけでなく「パブリシティ権」という、また別の権利にも侵害してしまっています。

「パブリシティ権」とは有名人・著名人の氏名や肖像が持つ経済的権益・価値を、その本人が独占できる権利のこと。 はてなキーワード

また、露骨なのは、ライブDVDの映像やミュージックビデオをTwitterのTLにそのまま載せてたりするのも見かけます。

これは完全に著作権侵害ですね。

ファンの間で「いいね」が欲しくてやりがちな行動だと思いますが、犯罪ですしそもそもそのアーティストの為にならないということを理解したいですね。

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