【作例付き】高級コンデジCanon G7X Mark2レビュー

カメラ機材・アクセサリ

こんにちは、yoshi(@y_mupic)です。

発売してすぐに購入して以来、現在までずっと愛用しているCanon G7X markIIのレビューです。

所謂ハイエンドコンデジと呼ばれるコンパクトデジカメで、発売当初はコイツをメインカメラとして使ってきましたが、a6500を購入して以来はサブカメラとして使っています。

作例を交えつつ、g7x mark2のメリットデメリットをご紹介したいと思います。

結論を言うと、2020年でもまだまだ使えるカメラだと思っています。

高級コンデジ選びやサブカメラ選びの参考にして頂ければ幸いです。

画質

作例を交えながらご紹介します。
画像をクリックすると原寸大で表示されます。

なお、「撮って出し」という記述がないものについてはRAWにて撮影し、Lightroomにて現像したデータとなります。

風景


露出時間: 1/320
F値: 3.2
レンズ焦点距離: 8.8(35mm換算:24mm)
感度(ISO): 160

広角端で撮影したものです。
ディズニーシーの火山ですが、船の上から撮影しているので、結構近くで撮影しています。
撮って出しの写真になります。



露出時間: 1/1250
F値: 4.5
レンズ焦点距離: 15.983(35mm換算:44mm)
感度(ISO): 125

北海道の青い池です。これも撮って出しの写真になります。



露出時間: 1/1250
F値: 5
レンズ焦点距離: 8.8(35mm換算:24mm)
感度(ISO): 125

こちらも広角端で撮影したものです。
手前から奥まできちんとパンフォーカスしているつもりですが、画面端は若干解像感が低い感じがします。

ただ、前モデルのG7Xと比べると角の解像感は結構改善しているらしく、実際のところそこまで気になりません。

高感度


露出時間: 1/200
F値: 2.8
レンズ焦点距離: 36.8(35mm換算:100mm)
感度(ISO): 4,000

望遠端でやや薄暗いところで撮影しています。撮って出しです。

感度は4000まで上げて撮影しています。

等倍表示すると、輝度ノイズのザラザラ感が見てとれますが、それでも細部が潰れたりしてしまうことがないので素晴らしい。

画像処理エンジン(DIGIC7)のノイズ処理が優秀なのでしょう。

背景ボケ


露出時間: 1/500
F値: 4
レンズ焦点距離: 8.8(35mm換算:24mm)
感度(ISO): 125

F値が広角端で1.8、望遠端で2.8と明るいレンズ、1型センサーを積んでいますので、条件が揃えば綺麗に背景をぼかすことが可能です。
撮って出しです。



露出時間: 1/1000
F値: 4
レンズ焦点距離: 36.8(35mm換算:100mm)
感度(ISO): 125

こちらも撮って出し。
絞り開放ではありませんが、望遠端で撮影していることと、被写体から背景までの距離が確保できているため、かなりがっつり背景ボケしています。

夜景


露出時間: 6秒
F値: 5
レンズ焦点距離: 9.916 mm(35mm換算:約27mm)
感度(ISO): 125

広角側での夜景撮影。
カメラを固定してシャッタースピードは6秒にしています。


露出時間: 6
F値: 8
レンズ焦点距離: 32.249(35mm換算:約88mm)
感度(ISO): 125

望遠側での撮影。
シャッタースピードは同じく6秒にしています。
同じ場所から撮影していますが、上の写真と比較すると結構寄れるということがわかるかと思います。

35mm換算で100mmまで寄れますので、これ以上に寄ることも可能です。

星空

カメラ本体の作画モードを使って星空を撮影した例です。
RAWでの撮影はできないため、以下、どちらもjpeg撮って出しとなります。

星空夜景モード


星空を美しく撮れるようにカメラが自動で長秒時撮影をしてくれます。星を強調したり色あいを調整することも可能です。
作例はちょっと雲が多くて残念ですが、それなりに綺麗に撮れます。

星空軌跡モード


タイムラプス撮影のような感じで、星空を連続撮影し、最終的にカメラ内部で比較明合成して星の軌跡を一枚の画像にしてくれるモードです。
郊外の星空があまり見えない地域で撮影しましたが、これだけのものが撮れちゃいます。

良い点

コンデジ×チルト液晶は便利

チルト液晶は自撮りや友達とかと一緒に写真撮るのにやはり便利ですね。

一眼レフやミラーレスでもバリアングルが付いて入れば自撮り可能といえば可能ですが、重いし手持ちで自撮りはつらいですよね。

その点、G7X mark2なら軽いので、自撮りも腕を目一杯伸ばして撮ることができるので、この使い勝手の良さは一眼レフやミラーレスにはない魅力です。

一眼レフやミラーレスカメラのサブ機として最高

メインカメラに画角固定の単焦点レンズを使っている時に、サブ機として持っているとすごく役立ってくれます。

単焦点レンズを使っていて、別の画角で写真を撮りたい瞬間が訪れた時、レンズ交換をしていたらシャッターチャンスを逃してしまいますが、そんな時はG7X mark2をささっと取り出して撮影。

これで何度救われたかわかりません。

もちろん一眼レフやミラーレスには画質は劣るんですが、シャッターチャンスを逃したら成果は”無”ですからね。
サブ機としても非常に優秀だと思います。

タッチパネルは便利

よく比較対象にされる「SONY RX100m3」なんかだとタッチパネルが搭載されていませんが、G7X mark2はタッチパネル液晶です。

フォーカスエリアをタッチパネルで動かしたり、メニュー操作をタッチパネルで操作したりと、なんだかんだタッチパネルは便利です。

一度経験してしまうと、タッチパネルのないカメラが非常に不便に感じます。

悪い点

マクロ撮影が弱い

マクロ撮影時の解像感が低い気がします。

被写体全体にソフトフォーカスフィルタがかかったような甘さがあり、かつ被写体周辺も汚いボケ方をします。

マクロ撮影はピント合わせがそもそもシビアなのも相まって、歩留まりが非常に悪いです。自分の腕がないだけかもしれませんが。。

あと、望遠側の最短撮影距離50cmなので、望遠側の時はほとんど寄れません。

まとめ

G7X mark2は非常に優秀なカメラです。

SONYのRXシリーズと同程度の画質で、コスパが良いです。

一眼レフでCanonを使用されているならば、操作性もほぼ同じなのでその点もメリットです。

発売して2年以上経ちますが、メインカメラとしても一眼やミラーレスのサブカメラとしてもまだまだ使えるカメラだと思います。

特に、これからカメラを趣味で始めようとされている方にオススメしたい一台です。

カメラ初心者の方に高級コンデジをオススメする理由についてはこちらの記事に書いているので、合わせて読んでみて下さい。

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