こんにちは、yoshi(@y_mupic)です。
先日、約5年間使ってきたMacbook Pro 13インチ(2013late)から、Macbook Pro 13インチ(2018)に乗り換えました。
5年前の当時、Macに憧れて勢いで買ってしまったMacbook Pro 13インチ(2013late)。
蓋を開けてみたらCPUのコア数が2コアで絶望したのは記憶に新しいです。
さて、この記事ではMacbook Pro2018の購入を検討されていて、13インチと15インチとで購入を悩まれている方に向けてレビューをしてみたいと思います。
結論としては「どちらを買っても後悔しない」なのですが、この記事では「13インチモデルを買っても後悔する可能性はかなり低いよ」ということを訴えるアプローチで考察してみます。
結論:どっちを買っても後悔しない
身も蓋もないかもしれませんが、たぶん、どちらを買っても後悔しないと思います。
みなさん
多分多くの人が後者だと思います。
15インチと比べて相対的に13インチのスペックは低いので、冒頭で書いた通りこの記事では「13インチモデルを買っても後悔する可能性はかなり低いよ」ということを訴えるアプローチで考察をします。。
[理由1]前年モデルと比べ、スペックが底上げされた
Macbook Pro 2018ではハードウェアスペック的に革新が起きました。
Macbook Pro 2018の13インチはクアッドコアとなり、ベンチマークスコア上ではMacbook Pro 2017の15インチモデル以上のスペックを持っています。
従来の13インチモデルは”Pro”の冠が着くわりにはCPUはデュアルコアまでで非力というイメージがありましたが、2018年モデルは去年までのMacbook Pro 15インチ(大盛り)と同等かそれ以上のパワーをもつようになりました。
少なくともCPUパワーについては十分なスペックがあるため、13インチを買って後悔する可能性は去年のモデルまでと比べると圧倒的に低くなっていると言えます。
また、15インチは6コアになりました。
4Kの動画編集や、4000万画素クラスのRAWデータ現像、無数のトラックと複数のプラグインを利用したDTM、を同時にやる方、あるいはこれら一つ一つにスペック的な”高み”を求める方には15インチが良いかもしれません。
一つ言えることは、ネットサーフィンやYoutubeを見る程度では13インチであろうと15インチであろうと明らかにオーバースペックであること。
ネットサーフィンやYoutubeを見る程度のスペックは、既に数年前のモデルで満たされていると言って良いでしょう。
なので、今のご自身の用途をリストアップしていただいて、インチ数に限らずMacbook Pro 2018は本当に必要?というところから問い直してもいいかもしれません。
[理由2]13インチでグラフィック性能が欲しくなったらeGPUを導入すればいい
13インチと15インチでスペックを比較すると、CPUのコア数以外にGPUの性能が異なります。
13インチはいわゆる内蔵のiGPUのみですが、15インチはiGPU以外に独立してdGPUが搭載されています。
しかし、YouTuberのDanny Winget氏による検証によると、Macbook Pro2018の13インチのiGPUは2016年モデル13インチと比べて2倍処理性能が向上していることがわかっています。
iGPUのグラフィック性能も確実に進化しており、Macbook Pro 2018の13インチの内蔵iGPUでも、ある程度の動画編集に耐えうるスペックになっています。
また、13インチのGPU性能で満足できなかったら、外付けGPUの「Blackmagic eGPU」を導入すれば済む話です。
この「Blackmagic eGPU」、USB-Cケーブル1本でMacbookと接続することで、グラフィック性能を飛躍的に上げることができます。
実売価格約9万円なので13インチ大盛りと15インチの差額+数万の投資で買えます。
また、Blackmagic eGPUに積まれているグラフィックボードは「Radeon Pro 580」というデスクトップクラスのGPUが積まれており、Macbook Pro 2018 15インチのdGPUよりも2倍以上の性能を持っています。
Macbook Pro 2018 15インチのdGPUは所詮はモバイル向けなので、ハイスペックGPUという訳ではない点、ご注意下さい。
あ、15インチをディスっているわけではありません。
15インチの方がハイスペックなのは間違いないですし、外出時でも高負荷な作業をするのであれば15インチが向いています。Blackmagic eGPUはバスパワーで動くものでもありませんし、かなり大きいものなので外に持ち出すのは無理です。
15インチでもBlackmagic eGPUは使えますので安心して下さい。
[理由3]13インチで画面が小さければ外付けディスプレイを導入すればいい
外でどうしても15インチの画面で作業したい方は、15インチを買った方が良いでしょう。
ただし、15インチはA4サイズを越え、13インチと比べて450g程重くなり、携帯性はトレードオフとなります。
充電器も15インチの方が大きいです。普段使っているバッグに入らなかったりする可能性もあるのでその点は注意して下さい。
「外でも作業するが、どちらかというと家で作業することが多い」という方で、大きい画面で作業がしたい方なら、15インチという選択肢よりもその差額で外付けの4Kディスプレイを買った方がよっぽど捗ると思います。
Macbook Proの”画面サイズ”に関しては、外付けモニタでどうとでもなるので、小は大を兼ねると言える気がします。
逆に15インチのモデルを買ってしまって、普段使っているバッグに入らなかったり、重さがネックになってしまったらこれはどうしようもないです。大きいものを小さくすることは物理的に無理です。
(小さいものを大きくすることも物理的に無理ですが、上記の通り外付けモニタ導入で擬似的に解決可能。)
[理由4]Macの場合、メモリは16GBでだいたい大丈夫
メモリに関する考察はこちらの記事で行いました。
Macに関してはメモリ管理が非常に優秀なことと、SSDが他社製と比べて爆速なことを考慮すると、16GBで大抵の人は足りると思われます。
まとめ
13インチでも2017年モデルの15インチクラスのスペックがあること、外付けeGPUを使えばグラフィック面のパワーもデスクトップクラスに拡張できることを考慮すると、13インチと15インチの性能面での差はほぼ埋まりつつあります。
そういう意味で、Macbook Pro 2018は13インチ、15インチどっちを買っても後悔はしない、と言えると考えています。
Macbook Pro 2018の一般的なユーザの比較検討要素は、スペックよりも、大きさや重さ、Macbook Proを使うライフスタイルになってくるのではないかと思います。
Macbook Pro 2018モデルの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。